早寝原理主義からの脱却
ゆうべは遅くまでしゃべってしまって、
けれども意外と気合の入った仕事ができたりして、
こりゃ、早寝100%で豊かな生活は約束されない、
という宣言をポケットにしまっておくしかないね。
とはいえ、いたずらに夜更かしの道を走り続けても、
面白い小説が書けるわけではないのですよ、
池袋にも劣るひとよ。今夜は早く寝よう。
車中のとも。
柴田元幸、高橋源一郎『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方』(河出書房新社)
なんだこれー。面白い。寝不足もなんのその。歩き読みさえも。
自分で感じているけどことばにできていなかったことを読む、
あるいは全く思いがけない発想に出会う、その混ざり合ったところに、
本読みの面白さがあるんだろうね。適当な割合はどうあるべきかは、
ちょっと分かりかねますが。
柴田 絶対的に出遅れた日本人と、「俺が最初だ」と唱えるアメリカ人は一見対照的に見えますが、案外違わないのかもしれないなと思います(p.70)
タカハシさんのことばを読んでいると、
小説を書きたくなっちまっていけねぇや。
つまらない文章を書こうと試みる暇があったら、
『ロング・グッドバイ』を百回読んだ方がいい。
読了。
鮒谷周史『「かけ算」思考ですべてが変わった ポケット版―楽しく、無理なく、夢をかなえる』(かんき出版)
母が、還暦。
おめでとう。