ぼくのしがみついてる世界

サライ 2008年 6/5号 [雑誌]


ひろい読み。
小野博『ライン・オン・ジ・アース』(エディマン)
「記事にならないこと」を読む。初めての海外旅行での、
衝撃体験。ぼくも、それを、求めているのだろうか。
今、感じている世界をガラリと変えてしまうような体験を。

目の前の光景を見ながら、ぼくは不思議な気持ちがめばえるのを感じた。それは、今、自分は生きているという実感だ。死体の真っ青な顔を見て、血の通った暖かい自分の足をさすり、一本の管のように飛び出している腸を見て、深呼吸をして自分の肺が動いていることに安心し、頭蓋骨からはみ出した脳を見て、自分の意識があることに喜びを感じ、手足がちぎれた体を見ながら、右手を動かそうと思えば動かせる自分の体に感謝した。それは当たり前すぎて、今まで意識してもみなかったことだった。しばらくその場所に立ちつくし、死体を見ながら、自分の呼吸の音に耳を澄ましていた。(P.11)


車中のとも。
紀田順一郎東京の下層社会 (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房


購入。
サライ 2008年 6/5号 [雑誌]』(小学館
結局、買っちまった。だって、小さん師匠、
剣道やってるんだもんさ。


今回は、さっそくCDを取り出して、
iTunesに投入だ!あ!アルバム名が「サライ」になっとる。
さ、さくらふぶき・・・。


気になる新刊。
山岡光治『地図を楽しもう (岩波ジュニア新書)』(岩波書店