いつまで若気
読了。
村上春樹、安西水丸『村上朝日堂 (新潮文庫)』(新潮文庫)
石村博子『新・東京物語 (講談社文庫)』(講談社文庫)
『新・東京物語』の解説は、大竹昭子でした。
『図鑑少年』も不思議な東京物語だったもんな。
44人、石村博子を含めれば45人の東京ものがたり。
成功前夜、あるいは、まだ成功なんてずっと先の頃、
東京のさまざまな場所で息づいていたエネルギーの記録。
言ってみれば、『村上朝日堂』も、そういう部分がありましたね。
他人の青春期マニアには、たまらない本たちでした、ということかな。
それにしても、村上春樹の語りかけている若者たちに、
自分が含まれているようにはぜんぜん感じられなかった。
当時村上春樹33歳。オレよりは5つ上。うーん。
真ん中、かなぁ。したり顔するには早いけど、若気の至りには、
もう遅い、みたいな。いや、至ってますが、毎日。