ワタシハクロール

昨日・今日・明日


荻窪ささま書店にて。
村上龍坂本龍一『EV.Cafe』(講談社文庫)*1
これ、均一棚で見つけて狂喜乱舞したのだが、
どうやら中上健次村上龍の『ジャズと爆弾―中上健次vs村上龍 (角川文庫 な 22-5)』と勘違いしていたらしい。
やれやれ。ささまではもう1冊。
片岡義男東京を記憶する (中公文庫)』(中公文庫)


あまりにもステキな曇天だったので、
西荻窪にもゆくことにする。


前回は閉まっていたハートランドに潜入。
棚の配置が変わっていて、前よりも喫茶風になっていた。
これなら飲み物を頼めるかもしれない。
古本喫茶みたいなお店は、なんか余計な仕事をさせる気がして、
飲み物を頼みにくいのですね。cowbooksとかも。


和田誠・絵『3人がいっぱい 1 (新潮文庫 わ 3-1)』(新潮文庫
これ、いま見直してみて、すごい面白そうです。
1973年は毎月あるテーマに沿って和田誠が3人の人に質問して、
その回答が回答者の似顔絵とともに載っている。
1974年、75年、76年は、絵は全部和田誠が描いてるんだけど、
文章は色んなヒトが3人ずつの人物を選んでなにか言っているのね。
色んなヒトについては、いつか全員紹介しましょう。
オールカラー。ぜいたく。「2」も欲しい。


音羽館では何も買えず。
気になったのは、山田稔コーマルタン界隈 (みすずライブラリー)』(みすず書房
フランスにあんまし興味がなくって最後の一押しが足りなかった。
みすず書房のソフトカバーってなんかすっきりしてて新鮮だった。
店内をうろうろしていると、棚のむこうから漏れ聞こえる会話から
ナンダロウさん*2らしき人がいることを知る。
ぜんぜん声とかかけられなかった。イラストそっくりだなあ。
帽子はコミさん帽じゃなかったようだ。


さて、連れからのメールの道案内にしたがって、
にわとり文庫という新しくできたらしい古本屋さんを探す。
探しているお店に無事に着いたときの安堵感といったらない。
若い男の人がレジに座っている。店主か?目つきが鋭い。
緊張しながら棚を見てまわる。


野地秩嘉エッシャーが僕らの夢だった』(新潮社)
野地秩嘉は、ビートルズを日本に呼んだ男の本*3のヒト。
文庫になってるんだけど、単行本で欲しいな、と思いつつ泳がしている。
そしたら、これを先に買ってしまいました。
60〜80年代の東京を舞台とした青春群像、って、
またもや便乗郷愁に浸るつもりのぼく。


くたびれちゃったのでどこかで甘いものでも飲もうかと思ったが、
なんかお金がもったいないな、と思ってスコブル社を攻めようとしたら、
初めて盛林堂が開いていたので入ってしまう。なんにも買えず。


さて、スコブル社
入り口のビニールのれんが面白い。
ハートランドはばね式の押しとびらだった気がする。
荻窪の岩森書店の引き戸の「がらがらがらーっ」ていう音はすごくいい。
こないだ岩森書店でその音を聞いて、「こういう音がする戸がほしい!」って思った。


さて、スコブル社
あいかわらず、新しいビジネス書がいっぱい。
ビジネスマンだったら、ほくほくしちゃうんだろうに。
西荻にも、いるんだろうか、ビジネス書を読み漁るビジネスマンは。
ここで、ビジネスウーマン、と書き加えるのはめんどくさい。
マンいこーる人間、ということで許してもらえるだろうか。
どうせなら、「婦いこーる人間」ということで看護婦も許してもらいたい。
いや、女性看護士いこーる看護婦っていうことでその呼び名が残ればいいのか。
え?残ってるの?よくわかんない。


せっかく「3人がいっぱい1」の執筆者の紹介を省略したのに、
またながながとした日記になってしまった。ごめん。


さて、スコブル社
中島らも逢う (講談社文庫)』が気になる。
対談本で井上陽水が登場している。ぱらぱら読んだけど、
中島らもの方が口数が多いっぽかったので、やめておいた。
もう1冊、気になって買わなかった本は、これ。
小原啓渡『クリエーター50人が語る創造の原点』(論創社
岩下徹さんとかの話が載っているっぽいのだが、
ビニール入りで中が読めません。断念。
お店のヒトは女子学生らしき知人と、「人間はなぜ存在するか」
みたいなはなしでもりあがっているので、そんなちっちゃなお願いはできなかった。


さて、スコブル社
購入の一冊はこれ。
曽我部恵一昨日・今日・明日』(角川書店
ビニール入りだったけどね。これは買いますよ。
昔、彼女にあげたときは、自分ではそんなに欲しくなかった。
サニーデイ・サービスのBOXセットとか持ってなかったし。
で、サニーデイは解散し、彼女は去り、この本は絶版。
ぼくは『瞬間と永遠』を聴きながらブログをつづる。


「時は流れる、私はクロール。」


っていうコピーの、腕時計かなんかのCMがあった。
以来、諸行無常なきもちになると、頭に浮かんでしまう。
時は流れる、私はクロール。
漢字・かなについては、自信なし。
今井美樹が使われていたように思う。
誰か知ってるかな。検索してみたけど、わからなかった。