ハービー・山口とは

読了。
ハービー・山口日曜日の陽だまり』(求竜堂)


最後まで読むと、多少、
「幸運」や「出会い」の偶然性に、
うさんくささも感じる。オースターの場合は、
アメリカ人であるという距離感が、
やわらげてくれるのかもしれない。


などと、否定的な表現から始めてしまったが、
この本は、ちょっと、よかったです。


なぜハービーと名乗るようになったか、
腰が悪くて体育に参加できなかった少年時代の頃、
イギリスでの俳優経験や、湯川さんからもらったことば、
時代を行ったり来たりしながら、ハービー・山口の人生が、
鮮やかに目の前に現れる。


他の著作も気になる。
写真集とか、今度図書館で探してみよう。


桜新町の本屋さんで、
ようやく「Number」を手に入れた。
ブックオフも入ったが、何も買わず。