雨の西荻窪。

興居島屋の外に積んであった雑誌の表紙に目がとまる。
『東京人』1998年12月号「水と歩く東京」だ。
やや湿った感じになっている。抱えて、店の中へ。
棚にも『東京人』がある。外のとはどういう違いがあるのだろう。
1997年7月号「釣りに行く」があった。2冊とも初対面。
初対面であるというのは、『東京人』を買うか迷うときに、
1ポイントプラスになる。


音羽館の棚を眺めながら、なんとなく幸せになる。
本屋に行くことがたまにむなしくなることもあるのだけれど、
こういう幸せな気持ちになると、やっぱ本屋が好きなんだな、と思う。
『ペンギンのペンギン』(リブロポート)が飾ってある。
これは以前にcafe ordinaire*1で読んだ本。
本棚の下の方から、谷川俊太郎谷川俊太郎「詩めぐり」』(マドラ出版)も発見。
美本で帯つき。赤い。2冊とも購入。
『ペンギン・・・』は訳が谷川俊太郎。俊太郎な買い物になった。


ハートランドはお休み。


スコブル社や花鳥風月を回って、もう一度音羽館へ、
さっき買おうと思って忘れていた本を、買いに戻る。
フォト ラブ』(幻冬舎


今日、買いそうで買わなかった本。
山内昌之「反」読書法 (講談社現代新書)』(講談社現代新書
興居島屋と花鳥風月で見て、さらに音羽館で立ち読みした『東京人』で、
鹿島茂かだれかが紹介しているのを読んでなお、買うにいたらず。