地震はある、自信はない、
休み明け、今日は他店応援。
勤務開始はいつもより遅いのだが、
心配性のお父さんはすごく早く出かける。
さすがに小走りする気にはなれず、
16分の次の電車に乗りこむ。
車中のとも。
大竹昭子『須賀敦子の旅路 ミラノ・ヴェネツィア・ローマ、そして東京 (文春文庫)』(文藝春秋)
東京編、読みごたえがすごい。
勤務する店の近くの喫茶店で、トーストとコーヒー。
贅沢な時間。本でも読もうかと思いつつ、ノートに、
気がかりなことを書き出したりしていたら、
大きな音。通路を電車が通ってるのかな、
と思ったら、周りの客がみんな、
店の外へと走りだした。
地震か。
時間が来たので、お店へと向かう。
おはようございます、はじめまして。
いろいろと教わりながら、手探りで作業をお手伝い。
時々、上司からの電話を受けつつ、非常事態時の、
非日常勤務をすすめてゆく。
レジ操作もままならないボクに向かって、
欲しい本を持ってくるお客さんがいる、
動揺を隠して、何気ない顔で、
「本屋さん」を演じる。
去年の夏のことが、かすかに思い出されたり。
ワールドエンズガーデン*1のおざわさんの声が優しかった。
少し早いですが開店いたしました。
— 古本ワールドエンズガーデンaka小沢書店 (@worldendsgarden) 2018年6月18日
心配ですね。不安ですね。
そんな気持ちを口にできる人が近くに居ない方はどうぞ本屋へ。
本や本屋はそうした孤独に寄り添うものでもあると思います。
本日もご来店お待ちしております。
こんな風に言いきる自信はないのだけれど、
今日も何冊か、本を手渡すことができた。