目的なく本屋をさまよう

目的なき人生を生きる (角川新書)


コンビニでサンドイッチと飲み物を買ってから、
駅へと降りてゆく。靴ひもを結び直す。
送品表をチェックして今日は、
TLに絡めとられる。


乗り換えてから、かろうじて、
赤いハードカバーを鞄から取りいだす。


車中のとも。
ヘンリーヒッチングズ、浅尾敦則この星の忘れられない本屋の話』(ポプラ社

私に言わせれば、探している本がたちどころに見つかるオンラインショッピングなんて、楽しくとも何ともない。一冊の本を求めて本屋を何軒も探し回り、難しい獲物を仕留めるハンターのように本を追跡していく行為は、いまでも私をわくわくさせてくれる、大きな喜びのひとつなのだ。どうやら私は、時代遅れの愛書家になりつつあるのかもしれない。(p.791、フアン・ガブリエル・バスケス「ふたつの本屋の物語」)


気になる新刊。
山内志朗目的なき人生を生きる (角川新書)』(KADOKAWA