追いかけて追い越してここはどこ

ゆうべ、かなり遅くまでハロルドの旅を追いかけた。
今日は、子守りをしつつ、膝で乳児を寝かせておいて、
さらに追いかけた。巡礼者たちのありさまに圧倒されつつ、
次々に予想を裏切られる展開に、途中で読み止めることはできなくなった。
寝る前に、ようやく読み干した。『こういう終わり方で、よかった』と、
遠ざかる意識の中で思った。疲れ切った。


読了。
レイチェル・ジョイス、亀井よし子『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 (講談社文庫)』(講談社文庫)

始まりは、一度ではなく、二度も三度もありうるし、始まり方もいろいろなのだ。(p.244)


約束通り、又吉さんの本を鞄に入れて、寝る。