猫のリズムと偏見

SAVVY (サビィ) 2014年 04月号 [雑誌]

2月は、なかなかに変則的なシフトで、
昨日お休み、今日出勤で、明日またお休み。
気楽っちゃ気楽だけど、リズムが悪いよなぁ。
先週も、そんな感じだった。むん。


いつのまにか、今のお店での勤務も一年を過ぎ、
ということはまた、あの祭りのあとの祭り、
いくつもの雑誌の入荷ラッシュがやってくるのか。
怖いような、今年はスルリと抜けられそうな、
そんなふしぎな気分。どうでしょうね。


2月22日は、猫の日、らしく、
そういう語呂合わせの「なんとかの日」というのに、
とんと興味がないわたしでも、なぜか意識にのぼる、猫の日
他には、いい夫婦の日(11月22日)とか、
ムシ歯ゼロの日(6月4日)とかは意識する。


その、にゃんにゃんにゃん猫の日だから、といって、
特にPOPを描いて大々的に売り出したりはしなかったが、
面陳の『シーバ』をいったん差しに回して、その代わりに、
猫びよりを面にしてみた。・・・効果はあったのだろうか。


購入。
SAVVY (サビィ) 2014年 04月号 [雑誌]』(京阪神エルマガジン社
F80 藤子・F・不二雄 まんが80選 2013年 12月号 [雑誌]』(小学館


『SAVVY (サビィ) 2014年 04月号』
特集は「関西の本屋&ブックカフェ75」、
ぱらぱらしただけでもかなりの充実感が。
第2特集に関西のねこを持ってこられたら、
今日買わざるをえないじゃないですか。
ちくしょー、猫の日に発売、おみごと。


『F80 藤子・F・不二雄 まんが80選 2013年 12月号』
こないだ気になって、検索して、やっぱ欲しいな、と思って、
ドラえもん、猫型ロボだし、猫の日に買っておこうかな、って。
いや実際、もう返品期限ぎりぎりで、来週には返品しちゃうので、
迷っている人、店頭で見つけたら、すぐ手に持って!確保して!


店内ぐるっと回って戻ってきたら無かった、って状況は、
けっこうありえます。店員さんに尋ねても担当外だと、
キーボードばしばし叩いて首をかしげて、売場に出て、
さっきあったはずのところではない場所とか探して、
ストッカーをのぞいて、もう一度パソコンを見に戻って、
案外、ネットの接続が遅くて画面は全然見当違いの表示だったりして、
あげくのはてに、「ちょっと今、在庫ないですね」って言われかねない。


そのときになって「ニャー!」と鳴いても、
もう、届かない、贈ることば。


車中のとも。『BOOK5』(トマソン社)


堀江敏幸「減速して、左へ寄って」を読み終えた。
『狙撃者がいる』の引用に、『1Q84』を連想したり。


宮地健太郎(古書ほうろう)「古本屋の片岡義男」いい。
「ふとしたところに隠れている」片岡義男を紹介している。
片岡義男の著作でなく、他の人の本の解説とかの片岡文章。
こういうのは、本当に好きなヒトでないと記憶に残らないだろうなあ。
検索機では、なかなか見つけられないと思う。「片岡義男が解説してる、
小説、新潮文庫でなんかない?500円くらいで。角川でもいいや」
とかいう問合せが、どうかぼくに当たりませんように。どうか。


津野海太郎メールインタビュー「片岡さんとの本づくりの思い出」を読んで、
俄然『日本語の外へ』(筑摩書房*1が気になる。なんとなく、
文庫版でなく、筑摩書房のものがいいような気がする。
装丁は、ほぼ踏襲されているようなので、ほんとに、
ただなんとなくな気分であるけれど。


大竹昭子「一人遊びでも閉じてない」、
しみる。しみた。良かった。ハワイと片岡義男に偏見を抱く身としては、
大竹さんの、偏見から脱した上でのこの文章が、非常に頼もしい。


ぼくもハワイを好きになれるのかしら。
ぼくも、片岡義男の小説と仲良くなれるかしら。