1月2日という日常

言葉と歩く日記 (岩波新書)


初出勤。今年も、しょっぱなから遅刻寸前。
駅まで走ったのはいつものこと、今日は、
駅からも猛ダッシュ。なんとかセーフ。
疲れるで、ほんま。


車中のとも。
多和田葉子言葉と歩く日記 (岩波新書)』(岩波書店

わたしがこの日記を鉛筆で書くことにしたのも、鉛筆を削る時間が懐かしくなったからかもしれない。芯の柔らかい鉛筆が好きなので、削ってばかりいる。(p.20)


いくつかのツイートで年初めの読書にオススメされていた、
多和田葉子の『言葉と歩く日記』を、今年最初の一冊に。
Amazon で星の少ない評を読んで眉をしかめたりもしたが、
なんのことはない、自ら読んでみれば、そこかしこに、
ココロを震わせることば・文章が並んでいるではないか。


それにしてもこの日記、鉛筆で書かれているそうで、
そういう設定を聞いただけでも、何かこう、
質感が変わってくるではないか。


ちょっとニヤリとしたのは、乳房、乳首、乳頭、乳輪、のところ。
そうですか、多和田さん、乳輪という「美しい言葉」を知らなかったですか。
ボクは小学生くらいの頃に「乳」関係の言葉はかたっぱしから辞書引きましたけどね。
女のヒトは、知らないのかもなー。


気がつくと、初入荷の4日は、二日後だ。
今年は荷物がない期間が長い、なんて聞いていたけど、
そんなこと、なくないですか?あっちゅ間じゃないですか?
いろいろとためこんだ在庫も、すぐに用をなさなくなる。


まだ1月2日なのか。
ボクの人生から、お正月は蒸発してしまったようだ。


購入。ブックオフ大阪今福店。
松本隆風のくわるてつと (新潮文庫)』(新潮社)
片岡義男ブックストアで待ちあわせ (新潮文庫)』(新潮社)


ツイッターにかまけて、なかなかこちらは更新できていませんが、
ときどき今年も、よろしくお願いいたします。