風とさびた釘

詩とファンタジー 2013年 12月号 [雑誌]


詩とファンタジー 2013年 12月号 [雑誌]』(かまくら春秋社)が、
ちょぼちょぼ予約を増やしてきたので、不安になって、
さらに5冊追加をお願いした。大切に売っていこう。


車中のとも。
黒岩比佐子パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い (講談社文庫)』(講談社

堺はこの文章で、目に見えず、色もにおいもない風を鮮やかに描写し、それを人間と対照させて、いつも無心で目立たないものの、機に臨んで力を発揮する“風のような人物”を高く評価している。(p.45)


風になりたい。


駅に着くと妻から電話。地上に出ると、どこからか、
「トーチャーン」という声。フードをかぶった娘がいた。
夕飯を買って手早く食べて、部屋の片づけを進める。
明日から、妻はいないのだ。


物入れの中のバーを設置したり、前回敗北したさび釘に再挑戦したり。
やばいなー、どんどん遅くなってるなー、と思いつつも止められない。
最後は、ちょっと怒られるかたちで、またもや釘に敗北した。
娘が、なぜだかなぐさめてくれた。わかりやすく消沈していたのだろう。