酒飲みは忘れたころに
読了。北沢恒彦『酒はなめるように飲め』(SURE)
読了。山田稔『酒はいかに飲まれたか』(SURE)
師弟もの、と呼んでいいのか分からないが、
『なめるように飲め』は、なんというか、
「本来、敵であるはずのオトナなのになぜか気になる」
というセンセイとの話で、ぐっとくる。
そして、『いかに飲まれたか』の方は、師弟もの、
に加えて偶然もの、回想ものの要素が入っている。
センチメンタルな感じもある。順番としては、
『なめるように』→『いかに』と読みたい。
ともかくも、よかった。
今すぐ誰かに進呈して、感動を押し付けたい、
と思った。誰なら、この本を面白がってくれるだろか。
2度目か、3度目の再読であったが、ありがたいことに、
すっかり内容を忘れていて、いちいち胸を熱くしたり、
驚かされたりした。忘却って、すばらしい能力ですね。
車中のとも。帰り。
向井敏『傑作の条件 (文春文庫)』(文藝春秋)
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
福岡伸一『福岡ハカセの本棚 (メディアファクトリー新書)』(メディアファクトリー)
版元さんからのFAXで気になっていた一冊。
そうかー、新書だったのかー。気になるなー。