余計なこともさせていただく

白川静読本


タイトルに含まれた一文字と著者の下の名前のみからたどり着いた、
先輩の見事なお問い合わせ対応能力に脱帽。


同じお客さんからのさらなる問い合わせに棚ボタ式のフォローをいれ、
図らずも、驚異的な商品知識書店員コンビ風の態。
その後、この件に関する言及なしで休憩へ行く先輩。


先輩、クールですなぁ。
あれ、もしかして、俺のフォローなくても、わかってたのか?
・・・あぁ、余計なことして、すんませんでした。


でもまぁ、あたしに不足しているのはココだから、
がんばって、余計なお世話に精を出そう。


車中のとも。
平田オリザわかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)』(講談社


面白い。面白いので、先生やってる友人にメールで知らせる。
すぐに返信が来た。読み始めたらしい。なんというレスポンスのよさ!
世界がこんな風に反応のよいヒトばかりだったら、気持ちいいのになぁ。
とかいって、自分の反応の悪さを棚にあげたり、またおろしたり。

人生は、辛く哀しいことばかりだけれど、ときに、このような美しい時間に巡りあえる。普段は不定形で、つかみ所のない「学び」や「知性」が、あるときその円環を美しく閉じるときがある。その円環は、閉じたと思う先から、また形を崩してはいくけれど。(p.112)


今度、平凡社から、白川静の『常用字解』の第二版が出る。*1
それに合わせてフェアはいかがですか、というFAXが来て、
にわかに白川静に興味がわく。(残念ながらフェアを展開する余裕はなし)
で、気になった本を以下にいくつか。


松岡正剛白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)』(平凡社
白川静読本』(平凡社
白川静漢字―生い立ちとその背景 (岩波新書)』(岩波書店


白川静読本』は、著名人47名による白川論という。内田樹の名もある。
さっきの先生やってる友人に『常用字解』の話をしたら、
国語と書道の授業で使うから、生徒は全員持っているそうな。
レベル高いですなー。