踊る阿呆に憧れて
めちゃめちゃ忙しかった。
なんだこりゃ。
読了。
町田康『へらへらぼっちゃん (講談社文庫)』(講談社)
色川武大の『怪しい来客簿』についての文章が、
とても良かった。
異様に興奮したわたしは、読後、寝たきり状態から脱し、小声で「きゃあ」「ぎゃあ」などと歌いつつ、本の中に出てくる異様な老婆の真似をして家の中を踊り歩きました。(p.207)
酒を飲んで時代劇ばかり見ている、
という「阿呆の生活」を読んでいると、
なんというか、慰められる気がする。
荻原魚雷の文章を読んでいる時と、
似ているようでちょっと違う。
車中のとも。
齋藤孝『「意識の量」を増やせ! (光文社新書 522)』(光文社新書)
町田康のあとで、こういう本を読むのは、
なんとなく後ろめたい気持ちがするのであるが、
他に読むものもないので読み始めたら、
なかなかに耳が痛くて面白く読めた。