町田節に目を染めて

読了。ゆうべ。
荒川洋治夜のある町で』(みすず書房


結局、読み干してしまった。
その中に、町田康の『へらへらぼっちゃん』について
書かれてあったので、読んでみることにした。


車中のとも。
町田康へらへらぼっちゃん (講談社文庫)』(講談社

ロックというのは、ある音楽の形式を意味する言葉ではなく、三十歳以下の人達による、音楽を通じての、社会的・精神的の運動、もしくは風俗の形を意味する言葉であり、人々は空疎なロマンを語るのではなくして、ある等身大の自己をロック音楽によって表現し、おもに十代の人たちが、そこに自身を重ね合わせて、ロック音楽を熱狂的に支持してきた、という経緯がある。(p.19)


こんな風にまっとうな(?)記述もあるにはあるのだが、
酔っ払いがくだをまいているような機銃掃射も頻発する。
うーん、読めば読むほど、中毒になりそうな文章ですな。