ホント、怠けたい
人に会いに、新宿へ出た。晩鮭亭さんのブログで知った*1、
『Cafe.mag』11月号をなんのけなしに探したが、
案外、見つからず焦る。しかも、待ち合わせが代々木に変更。
間に合うのか?次の本屋さんで、無事、発見。よかった。
購入。ブックファーストルミネ新宿1店。
『Cafe.mag 2011年 11月号 [雑誌]』(グラフィス)
帰宅して、なんとなく何もする気が起きず、
布団だけは何とかとりこんだ。続きを読もう。
読了。
荻原魚雷『本と怠け者 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
漂えど沈まずの持続可能な生活が注目され、小学生のなりたい職業の第一位が「隠居」というような時代が来てもおかしくない。(p.350)
なにもかも魚雷さんのせいにして、逃げ出したくなってきた。
ああ、(読んでいるだけなら)なんと魅惑的な怠け者生活よ。
おそらく、その快感とうらはらの罪悪感に、
僕は耐えられないんだろうなぁ。
解説は、岡崎武志。「魚雷くんにとってはすべて『実用書』でもある」
と記してあるが、本書の魅力は、僕にとってはよく知らない、
未知の地味な文学書を魚雷さんが味わっているその味わい方、
慰められ方にあるんじゃないかしら。
自分が、慰められてる気になるもの。
で、夕飯の準備がめんどくさくなって、
寒いし、とりあえずインスタントコーヒーで時間を過ごす。
『Cafe mag』をぱらぱらしてみたが、案外充実している。
カフェオーディネールも載ってるや、と思ったら、
なんと初台に移転しているじゃないか!!
最後に行ったのは、いつだったか、
ま、閉店じゃないのはよかったが、
あの空間でしか感じられなかったムードも
あったんだろうなぁ。
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
長嶋有、100%ORANGE『安全な妄想』(平凡社)
谷川俊太郎『東京バラード、それから』(幻戯書房)
安藤隆、岡本欣也、仲畑貴志、前田知巳、小野田隆雄、佐々木宏、山本高史、児島令子、一倉宏、澤本嘉光『日本のコピーベスト500』(宣伝会議)
森知子『バツイチおへんろ』(双葉社)
高山なおみ『高山ふとんシネマ』(幻冬舎)
加藤典洋『村上春樹の短編を英語で読む1979~2011』(講談社)
木内昇『茗荷谷の猫 (文春文庫)』(文藝春秋)
ポール・オースター『幻影の書 (新潮文庫)』(新潮社)
羽生善治、柳瀬尚紀『勝ち続ける力 (新潮文庫)』(新潮社)
柏木博『デザインの教科書 (講談社現代新書)』(講談社)
『安全な妄想』つねづね、装丁が納得いかない!
と思っていた長嶋有の単行本が、いきなりあたしのど真ん中、
100%ORANGEを持ってきて仰天。
でも、どことなく画風が吉田戦車みたいな気がする。
これは文庫化を待たずに買わねばなるまい。(←今日買えよ)
*1:晩鮭亭日常「カナブんと印鑑。」:http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/20110919