にほんの樹。

村上春樹にご用心


読了。
内田樹村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)
「批判されることについて」(p.192-197)における筆者の態度は、
そうありたいな、と思った。じぶんの発言に対する批判は受け取るが、
「発言自体の禁止」には抵抗しますよ、という。


その他、もろもろ面白かった。ブログの記事の再構成ということで、
同じ話が繰り返されているぶぶんも数箇所あったが、特に気にならなかった。
「5.雪かきくん、世界を救う」でまとめられた章が、
ことさら面白い文章群だった。

「その人がいない」ことを「欠落」として感じる人間、それがその人の「家族」である。(p.232)


内田樹の、他の本を読みたい。
あと、村上春樹の小説も、また読み直したいね。