沢木耕太郎との再会。

車中のとも。
桜風舎『京都読書空間 (act books)』(光村推古書院)
こんなにブックカフェがあるのだね、京都には。
だけれども、少ししか滞在できない旅行者には、
なかなか訪れるチャンスがないかもしれない。
ついつい本屋に入り浸ってしまうからね。(←お前だけだよ!)


あと、京都に行ったらefish*1には必ず行きたいので、
別のカフェに行くには、もう一日必要、になる。
まあ、はしごしてもいいんだけど、
ついつい本屋に入り浸ってしまうからね。(←東京でも売ってるよ!)


新刊本は、どこで買っても同じもの。
じゃあ、どこで買うか、というと、
ぼくの買い方のひとつに「記念買い」があります。
恵文社に来た記念に、これを!みたいな。
今まで欲しかったけど泳がせていた本でもいい。
でもできれば、その店で初めて会った本や、
初めて魅力に気づいた本が、いい。


さて、ところはヴィレッジヴァンガード下北沢店。
Coyote』No.8 november 2005 「特集『深夜特急』ノート」*2
これは知っていたのに一度も手にしていなかった本。
ところがどうでしょう、『深夜特急』を読破したぼくは、
吸い寄せられるようにPOPのついた一冊をめくり始めました。
面白そう。この厚みがなんともお得な感じを出している。
ああ、スイッチ・パブリッシングから出ているのか。
編集発行人は、新井敏記なのか。


別に、ここで買わなくていい。荷物も多い。
でも、これを「面白そう」と教えてくれたのは、この売り場。
いただきます。


帰りの電車で、さっそく読む。
あんまし、買ってすぐ読むことなんてないのだけど、
深夜特急』の熱が冷める前に読みたいと思ってね。
沢木耕太郎の写真が、いい。裏表紙の写真とか。
深夜特急』で写真を撮った話が何度も出てくるけど、
写真自体は載ってなかったから、うれしい。


旅の掌編という、いくつもの文章が、いい。
この人の文章を、けっこう好きかもな、と思って、
思い出した。『バーボン・ストリート (新潮文庫)』と『チェーン・スモーキング (新潮文庫)』。
すごく好きで続けて2冊読んだのに、どうしてそこで止まったのか。
あ、もしかして、3冊目は『深夜特急1?香港・マカオ? (新潮文庫)』だったのか?


読んでいない沢木本が、たくさんある。
うれしいね。


気になる新刊。
佐々木ルリ子『レトロなつかしダイアリー』(河出書房新社
三浦知良おはぎ』(講談社