一部屋古本市inやなか

行ってまいりました、一部屋古本市inやなか。
南陀楼綾繁さん*1ときちんとお会いするのは初めて。
広いとこへの引越しが中止になって、手持ちの本を処分するとのこと。
運よく、予約が間に合ったので、谷中へ参上。
いいところですね、谷中。歩いただけだけど。


なんか出かける前にばたばたしてしまって、
何も食べていなかったので、コンビニを探したが見つからず、
モナカアイスとかを買い食い。うまい。


ナンダロウさんからもらったメールの道順と違ってしまったが、
途中の目印のパン屋にたどり着いて一安心。
一安心したところに、声をかけられた。
今日の参加者のNEGIさん*2でした。ふた安心。


会場はナンダロウさんの奥様の仕事場である一室。
すでにおふたりの参加者が到着していた。
ナンダロウさんともご対面。こんにちわ。
部屋の中央にあるテーブルには白い布がかけられている。
この下に、お宝が眠っているわけですな。


ちなみに先にいらしていたおふたかたは、
トンブリン2号さん*3、四谷書房さん。*4
時間が過ぎたので、もうひとりの参加者森さん*5が来てないけれど、
布がめくられました。めくってすぐにMさんが到着。


ぼく、わかりました。本の早見、早買いは、苦手です。
照れくさいのね、なんか。トンブリン2号さんやMさんは、
次々と手元に山を積み上げてゆく。
おふたりの書斎の惨状が目に浮かぶようです。(失礼!)


ぼくはと言えば、たまたま欲しいと思っていた一冊が目の前にあったので、
それだけはすぐに確保したものの、ただそのことだけで恥ずかしいと思ったり。
なんちゅうか、あれです、自分の欲望が目に見えるからでしょうね。
「ああ、その本が欲しいのね、そのスピードで」みたいな。


購入は5冊。
君塚太『原宿セントラルアパートを歩く』(河出書房新社*6
『読ませる側の発想』(C+Fフォーラム・エディトリアル:発行)
逢坂剛古書もスペインもミステリー―逢坂剛対談集』(玉川大学出版部)
粉川哲夫『遊歩都市 もうひとつのオーストラリア』(冬樹社)
南伸坊装丁/南伸坊』(フレーベル館


四谷書房さんも、ぼくと同じくらいの冊数だったので、
ちょっと安心。うーむ、隣の芝ばっか気にしておるなあ。
まだまだ自分の風邪をひくにいたらず、か。


その後、カフェ〈NOMAD〉へ移動、歓談。
思っていた以上に、「チェコマッチラベル展」が面白い。
みんな、席に着かずに壁に飾られたマッチに釘付け。
ほかのお客さんも、けっこう壁のとこに見に来ていた。
カフェの展示とかって、席についておしゃべり始めると、
なかなか立って見に行ったりしにくいものだけど、
やっぱりパワーのある展示なんだろうな。
カフェ〈NOMAD〉は奥行きがあって居心地のよいカフェでした。


歓談は、ときどき沈黙を交えて、
それでも2時間くらい話したのかしら。
ナンダロウさんが持ってきてくれた雑誌やら、
マッチラベルの台帳(?)やらを見たり。
レモンクラブに連載しているナンダロウさんの書評の切り抜きが、
とても面白くて読みふけってしまった。


緊張して、おもいがけず口数がへってしまったけれど、
push me pull you について尋ねることができたのはよかった。
誰も行方を知らなかったけれども。


車中のともは、村上春樹東京奇譚集
読了しました。おもしろかった。