10月10日、雨
午前中、家事などを済ませ、
栄養補給しようとごはんの間さんにゆくも、
水曜定休だった、忘れてた。駅へと歩きかけて、
ふと、髪を切ることを思い立って美容院へ飛び込んだ。
さっぱりしてから、ふらふらとひがしむき商店街へ。
cafe FLUKE にて、昼食。食後のコーヒーを飲みながら、
少しだけ、原民喜を読む。
コーヒーのとも。
梯久美子『原民喜 死と愛と孤独の肖像 (岩波新書)』(岩波書店)
愛の章、終わってしまった。まだ本の半分くらいある。
この先に続く孤独を思う。そうして、また少し読み進み、
奥さんとの死別の後に原爆があることを、改めてかみしめる。
本の冒頭で、文字情報として知った状態と、ここまで読んできて、
あの奥さんを病で亡くした後に被爆するのか、という思いとは、
ぜんぜん、違っていた。広島へ戻る原民喜の、心細さを思う。
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
深緑野分『ベルリンは晴れているか (単行本)』(筑摩書房)
『kotoba(コトバ) 2018年 秋号』(集英社)
朱野帰子『対岸の家事』(講談社)
上原善広『辺境の路地へ』(河出書房新社)
新井見枝香『本屋の新井』(講談社)
椎名誠『本の夢 本のちから』(新日本出版社)
野崎歓『水の匂いがするようだ: 井伏鱒二のほうへ (単行本)』(集英社)