「読みたい本」の話を聞きます!

おかげさまで「とり、本屋さんにゆく」も、
2017年に2度めの「とり年」を迎えることになりました。


最初の「とり年」には別になんもしてないし、
僕もサイトもツイアカも、とり年なんも関係ないのですが、
今朝ふと、「来年、とり年かぁ。何かこれまでやってなかったことができたらなぁ」
と思いついてしまったので、よかったらいろいろおつきあいください。


で、まず、これ。


「読みたい本」の話を聞きます!


ツイッターでも書きましたが、
あなたの「読みたい本」の話を聞かせてください。


本を買う前に、本を買った後に、本屋さんの近くで話しませんか。
「読みたい本」を出発点に、とりとめのないおしゃべりを楽しみましょう。


読んで良かった本、というのとは別に、
これから読む本、読みたいと思う本には、
自分の興味、関心、好奇心、大げさに言うならば、
幸せの種みたいのがひそんでいると思うのです。


それはけれど、読んでみても育たないかもしれない。
その本の中には、なかったりすることもある。その本を、
「読みたい」と思っているこころの中にこそ、
種が眠っているんじゃないかしら。


本屋さんの中で、あれやこれや本を手に取っていると、
そんな種たちがざわざわしてくるときがあります。
なんとなく、体が熱くなってくるときがあります。
それを買って外に出て、そのまま小走りで帰ったりします。


そのことだ。


たとえば、こんなのはどうでしょう。
ある本屋さんで待ち合わせをします。
あなたはすでに本屋さんをぐるぐると回って僕を待っています。
あるいは、僕も同じ本屋さんをぐるぐると回ってるかもしれません。


そして、なにも買わないまま、近くの喫茶店でおしゃべりをします。
今、見てきたばかりの「読みたい本」のことを聞かせてください。
どんな本が気になったのか、なぜ気になったのか。話はすぐに本を離れ、
ぜんぜん違うことをしゃべっていることに気がつくかもしれません。


10分も話せば、本屋さんにとって返したくなるでしょうか。
2時間も話せば、本屋さんのことは忘れてしまうでしょうか。


話した後、お別れした後、あなたは本屋さんに戻ります。
そうしてもう一度、ぐるりと本屋さんの中を歩きまわります。


そこで、何を買ったか。
それは、いずれまたメールかなにかで教えてください。
あ、はがきで知らせてくれたら、もっと嬉しいなぁ。


もちろん、本を買ってきてから近くの喫茶店でおしゃべりしてもいいでしょう。
そのときは、その本を触りながら話の熱もぐっと高まることでしょう。
読みたい気持ちを手がかりに、あなたの「今」を聞かせてください。


奈良&京阪神あたりなら、比較的すぐに馳せ参じます。
東京へも年に数回は足を運ぶので、機会は必ずあるでしょう。
その他の地域の方々へは、あなたに会うためにうかがいましょう。
それが2017年、とり年の、とりのこころみ。


(来年、無理だったら、その次の年にはみ出ても許してね)


取り急ぎ。


(今日の日記は、また後日)


以下、22日の日記。


小走りで駅へ。しっかり暗い。あんまし寒くない。
地震情報をTLで知る。さかのぼりながらも「今」が気になる。
結局また、近鉄線を携帯にぎりしめながら乗りつくしてしまう。


「読みたい本」の話を聞きます、というのを思いつく。
頭のなかでときどき思い出しては、ワクワクするうちに、
退勤時間を迎える。いろいろこねくり回さずに、
放流してしまおう、とツイートする。
いい気分で、読書に向かう。


車中のとも。
片岡義男万年筆インク紙』(晶文社

誰をも一律に押し込める枠としてではなく、多くの人がやがては到達する境地の集合体のようなものとして、僕の言う普遍性があり、ひとりひとりがそこへ向かっているのではないか。(p.126)


届いた。
SAVVY(サヴィ) 2017年 01 月号 [雑誌]』(京阪神エルマガジン社


パラパラとしたけれど、これ、
けっこういいですよ。行きたいところ、いくつも見つかりましたよ。