絡みつく錯誤の網(読書編)

岳物語 (続) (集英社文庫)


ほどよく早く退勤できて、待ち合わせの梅田へ。
待つ間に本屋さんをのぞく。ヨソの本屋は、
客がたくさんに見えるなぁ。なんてな。


購入。ブックスタジオ大阪店。
おおたとしまさ『忙しいビジネスマンのための3分間育児 (ディスカヴァー携書)』(ディスカヴァー・トゥエンティワン


ツイッターでちょいちょい目にして気になっていた。
「ディスカヴァー携書はどこだ」と探してみた。
ビジネス書売り場にはなく、新書売場では、
既刊本のコーナーは見つけたものの、
目当てのこいつは、ない。


と思ったらば、ちょっと離れた棚で面陳されていた。
なかなか楽しい宝探し時間でござった。帰りの電車で、
読む本が途切れるのは間違いないので、購入。


ブックスタジオ大阪店は、駅近のこぶりなお店だったが、
棚差しで、お、と思うような本がわりとあって、
ちょっとあなどれないお店だ。また寄ってみよう。


読了。
椎名誠岳物語 (続) (集英社文庫)』(集英社


岳物語*1と比べて、心なしか、寂しいモノトーンの文章が多い気がする。
父親を亡くした女の子が泣いているシーンにやられる。こころふと浮かんだ自分も早く死んで娘を泣かせたい、
という思い付きは、いったいどういう心境なのだ、俺よ。


野田知佑のさっぱりとした解説も、素晴らしかった。
売場で場所が空くとちょいちょい面陳している『kotoba』*2に、
昨日、椎名誠の文字を見つけて、「お」となった。本の雑誌社についての、
椎名誠目黒考二の本を読み直してみたくなったり。
野田知佑の本、犬のガク、岳少年のその後も気になる。


車中のとも。
おおたとしまさ『忙しいビジネスマンのための3分間育児 (ディスカヴァー携書)』(ディスカヴァー・トゥエンティワン


第1章の扉の活字を見て、なんとなく懐かしい気持ちになった。
フォントのせい?字の濃さのせい?あまり印刷の文字なんか、
注目したことないんだけどなあ。小学生のとき、塾の教材で使った、
こいつを思い出したりした。


なだいなだ『心の底をのぞいたら―心の研究 (ちくま少年図書館 12)』(筑摩書房


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
石井桃子家と庭と犬とねこ』(河出書房新社
Coyote 特別編集号 2013 ◆ TOKYO LITERARY CITY』(スイッチパブリッシング)
能町みね子逃北―つかれたときは北へ逃げます』(文藝春秋
角田光代世界中で迷子になって』(小学館
鳩居堂鳩居堂の日本のしきたり 豆知識』(マガジンハウス)
海堂尊ヨシタケシンスケトリセツ・ヤマイ ~ヤマイ世界を俯瞰する』(宝島社)
細野不二彦ゆうきまさみ吉田戦車島本和彦+石森プロ、藤田和日郎高橋留美子荒川弘椎名高志かわぐちかいじヒーローズ・カムバック (ビッグ コミックス)』(小学館
瓜生朋美『新・大阪のカフェランチ―ココロとカラダを元気にしてくれる55店』(コトコト)
アフロ、森松輝夫『イラストで楽しむ 日本の七十二候 (中経の文庫)』(中経出版
福山浩麿『日本史〔近現代史〕 歴代内閣 図解整理 ハンドブック』(旺文社)


『家と庭と犬とねこ』石井桃子のエッセイ。
恵文社一乗寺店のツイートで知ったが、
自分の店でもきちんと面陳されていてびっくり。


なんとなく、自分の欲しい本は勤め先には、
入荷しないようなイメージが。なんでしょね、これ。
「俺はちょっと珍しい本を好むオトコだぜ?」
みたいな、何重にも誤った自己イメージがあるようだね。