本が好き?アイシテル?

大学の先輩と、飲む。


竹野雅人というひとをすすめられた。
福武文庫から『山田さん日記』というのが出ているらしい。
竹野雅人『山田さん日記 (福武文庫)』(ベネッセコーポレーション
自分がまったく知らない本のことを熱烈に話す人を見ると、
「おお、この人、すげぇな!」と思う。それは素敵なこと。
とはいえ、そういうことは、よくあることだとも思う。
人によっては、そのスゴさにやられてしまうこともあろうが。


読了。
荻原魚雷活字と自活』(本の雑誌社

どんなに好きなことでも、いちど途切れてしまうと、そのまま興味を失ってしまうことがある。そうした感覚を失うとちょっとやそっとでは元に戻らない。(p.246)


好きなことは、途切れないように努めるべきなのか、
そのまま興味を失ってしまうなら、その程度のことよ、
とうそぶいて、時の流れに身を任せるか。


とはいえ、「努める」という意識がのぼった時点で、
もはや「好き」ではなくなっているような気もするしなぁ。
それから先は、愛。