右手に東京、左手に俳優。

私説東京放浪記 (ちくま文庫)


車中のとも。
長塚京三僕の俳優修業』(筑摩書房


読めなかった漢字。
倦怠、叛意、蝟集、投擲。
けんたい、はんい、いしゅう、とうてき。
長塚パパめ、難しい文章書きやがって。
でも、すごくいいスよ。おれは好きですよ。


読了。
小林信彦私説東京放浪記 (ちくま文庫)』(ちくま文庫
p.92池波正太郎を持ち出して昭和の身分制度のハナシ。
男の作法 (新潮文庫)』での池波正太郎の語りに思わぬ解説がついたカタチ。
p.111に泉麻人の『東京23区物語』について触れてある。
新・東京23区物語 (新潮文庫)』、読まねばです。
p.132の京成線「博物館動物園駅」ってまだあるのかしら。
谷中について書いてあるところで、寺が多いという指摘。
なるほど、一箱古本市で回ったときに、すごく寺の印象あった、
それ、再確認。寺のおかげで昔の風景が残っているとか。
東京と名を冠した本にして、横浜や逗子・葉山について書いてあるのも、
いい。個人の生活に即した「東京」の姿がたちあがる。
東京ディズニーランドについても書いてあります。
カリブの海賊で、太った(?)女の人が海賊を追いまわすのは、
東京ディズニーランドにも、ありますよ、小林さん。