その「甘え」を、どうする?

目が覚めてたのになかなかしたくにとりかかれなくて、
「事態」が進行してしまったと思って焦った。ダメな自分を許したら、
遅刻するじゃん!って思いながら。『ダメな自分を許したら仕事に行けなくなるじゃん!』って。


それは、やはり恐ろしい気持ちだった。
16分にはぜんぜん間に合わず、ただそれでも冷静に、特急に乗ろう、
と心に浮かんだ。いつもは、券売機の特急券発売を少し待ったりするのだが、
ふと今朝は、窓口で買うことを思いついて、改札に入る手前で引き返した。


二日連続で、特急だな。
今日は、まっつぐ大阪の方へ。


雑誌の開梱作業をしつつ、店長が来ないな、
と思っていたら、急遽、お休みとなっていた。
ふやけていた気持ちがしゃんとした。それも、
僕にとっては、ひとつの支えになったようだった。


こういう「回復」があると、『やっぱし甘えだったんじゃないか』って、
なりかねないんだけど。美味しいもの食べて、たくさん寝ようか。


車中のとも。
色川武大うらおもて人生録 (新潮文庫)』(新潮社)