少し早いクリスマスプレゼントのような

365日のほん


休配日。
いつもの店でトーストモーニング。
けれども今日は本が読めず、仕事をしてしまう。
まぁ、本について考える「お仕事」なので、
趣味のようなものではあるのだが。


お客さんがたくさん来てくれて、
荷物はなかったが、充実した一日。
気になっていた年賀状ソフトの補充や、
公立高校過去問の補充もできたので良かった。


気になる新刊。
別冊カドカワ【総力特集】又吉直樹 (カドカワムック)』(KADOKAWA


ピンポンズさん、もう買ったって言ってたな。昨日入荷したのだろう、
TV雑誌のコーナーに面陳してあった。一冊、文芸誌の方に移動しといた。


届いた。
辻山良雄『365日のほん』(河出書房新社


22時半を過ぎて、子どもひとりを寝かして、ひとりがうろうろするなか、
辻山さんの本を梱包から取り出した。何だこれ、めっちゃかわいい。
このサイズ感、小さな男の子みたいだ。まさに表紙に描かれている、
クッションで本を読むふわふわの男の子みたいじゃないか。
絶妙なサイズだなぁ。使われている色も珍しい感じする。
同封されたポストカードも、すごくいい。


ん?


「毎日のほん」とは別に本を365冊選びなおし、
紹介文を書きました、ってか!!!!


マジか!


てっきり「毎日のほん」の書籍化だとばかり思ってた!


労作!


そしてそれではやはり、失われた「毎日のほん」はもう読めないのか・・・。


「はじめに」は、ゆったりとした、優しい文章。嬉しくなっちゃう。
月ごとにまとめてはいるけど、日付までは入れてない。巻末に、
アイコン別にまとめた一覧あり。複数アイコンを付けた本は、
どちらにも載せてくれている。季節ごとに紙の色を変えている。
あ、スピンもついてる。これは、いいね。中山信一さんのイラストもかわいい。


クリスマスプレゼントもらった子どものように、嬉しい気持ちだ。
辻山さん、ありがとうございます!これ、すごいなぁ、嬉しいなぁ。
でもなんか、車中のともにはしにくい。ボクにしては珍しく、頭から通して読めない、
ぱらぱらめくって、目についたとこで立ち止まる読み方を求めてしまう本だな。
こたつが欲しくなる。もしくは、風邪引いて寝込むシチュエーション。
晦日とかお正月とかにゴロゴロと読むのも楽しそうだ。