カタツムリの速度を責めないで

問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール


目が覚めたら、妻はもう起きていた。
洗濯機が回っている。せめてごみだけでも、
とゴミ袋を持って、家を出る。今朝もバナナを持参。
駅の売店で、ホットペットボトルだけを購入する。


車中のとも。
奥野宣之『「処方せん」的読書術 心を強くする読み方、選び方、使い方 (角川oneテーマ21)』(KADOKAWA / 角川書店


TLに、『問題解決大全』が置いていない店に対して、
苦言と言うか、不満のようなことが書かれていた。
自分の欲しい商品が店舗に置いていないことを、
残念に思うのは分かるが、「置け」というのは、
いかがなものかと思う。本に限らず、
欲しいものが手に入らないことで、
誰かを責めたりしたくない。


責められたくもない。


ましてや、初回配本の日がまだなのであればなおさらだ。
うちの店も、今日、入荷である。昨日まで置いてなかった書店も、
初荷が今日なら、責められるのは酷だ。店によってまちまちだから。


ただ、入荷してたのに配架が遅いってのは責めたくなるかもしれない。(言い分はあるけど)
仕事が、遅いっていうことだからなぁ。あたしも担当の本をすみやかに品出しせねば。
担当外の赤色のやつは、せめてブックトラックの取りやすい位置に置いてみよう。


退勤前に、ちばさと先生の新刊を検索するも、
タツムリの本が一番上に出る。これは、違うセンセイの本なんだけどな、
と思いつつ、あれ、ジュニア新書ヒットしないじゃん、と思って、
著者名をクリアして岩波書店の本で検索すると、出てきた。
出てきたが、著者名欄が空白になっている。こういう、
書肆データの不備ってのは、版元の提出データのせいなのか、
取次の登録作業中のミスなのか。スタッフによっては、禁断の、
「そんな本は、出ていません」を口にしかねない、ゆゆしき事態です。
千葉聡さんの岩波書店の新刊、つって、カタツムリの本を誤客注されないようご用心。


購入。
読書猿『問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』(フォレスト出版
本の雑誌414号2017年12月号』(本の雑誌社


なんとか、今日の入荷分は品出しして、退勤。
走ってお迎え。