言葉でつながる、本がつらなる

台湾生まれ 日本語育ち


ゴミ袋、ふたつのうち、
ひとつだけを持って、外へ。
けっこう走って、早めの電車にすべりこむ。
それなのにずっとTLを眺めてしまって、
なかなか送品表を取り出せない。
鶴橋近くになって、一瞬、
単行本も取り出す。


ページに目を走らせて、
すぐに電車を降りる。


そう、『台湾海峡一九四九』*1が出てきたのだった。
あの分厚い単行本を、原著とともにスーツケースへ入れる。
温さんの「常に重量級」ってば、相当重いな。
「きみがよ」の表記に、突然、
音声が途絶えたような錯覚。


購入。ブックオフジェイアール鶴橋駅店。
木村元彦悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)』(文藝春秋


ベオグラード日誌』*2からの、つながりで。


車中のとも。
温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社

(国は関係ない。仲良くなれるのなら、友だちだ)(p.179)


呂赫若が習得したばかりの中国語で小説を書いたことへの、
温さんの文章を読んで、ふと、『べつの言葉で』*3を思い出した。


もう少しで読み終わるところで、近鉄奈良
ベニヤさんに、ちくま文庫新刊ないか覗いたが、
見つからず。代わりに、木村さんの文庫を見つけた。


気になる新刊。
木村衣有子キムラ食堂のメニュー (中公文庫)』(中央公論新社


明日の休配に備えて、読み終わりそうなこれを、
今夜のうちに。と思っていたら、娘らが風呂のともに、
母親を選択!ナイス!


読了。
温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社


「終わりの始まり」も良かった。
お母さんと妹さんとの三人のとこ、すてき。
あとがきの、装幀の話も良かった。