近くても会えない、遠くても会いたい

目次をさっと見て、文庫版増補部分がないのを知ってちょっと残念な気もしたが、
本文を読み出したらぎっしりと面白くて最高。


車中のとも。
小川洋子平松洋子洋子さんの本棚 (集英社文庫)』(集英社


今夜は元上司と飲む。
5年ぶりくらいでお会いする。
異動していくとき、一度だけお酒を飲んだ。楽しかった。
京橋での待ち合わせ。時間があったので、京阪に乗って、
守口市の駅前をうろついてみるが、友人の姿はない。
手紙を書いてポストに投函してみた。届くのか。


再び京橋に戻ってきた。時間があまりないが、駆け足で、
ブックオフをのぞく。ここには新書コーナーないと思ってたら、
思いがけずたどりついた。踏み台を使って、上の方の本を手にする。


購入。ブックオフ京阪京橋店。
近藤康子コルチャック先生 (岩波ジュニア新書 (256))』(岩波書店


『コルチャック先生』、これは、何で読みたいと思ったのだったか。
何かの本で紹介されていたはずなのだが思い出せない。


元上司とは楽しく飲み、おしゃべりに花を咲かせた。
会話の中にとつぜん「人間失格」の「ワザワザ」のところが挿入されるなど、
しびれるやりとりもあり。帰り際になって怒涛のお酒おかわりが始まり、
帰してもらえないんじゃないかという恐怖もわいたが、大丈夫だった。
そう、こんなにも楽しく飲んだ、あの時もそうだった。近ければ、
もっとひんぱんに会いたいと思うのだけれど、遠いからなぁ。


なんて、遠さのせいにしては人と会う機会を押しやっているけれど、
ほんとうは、単に、面倒くさいだけなんじゃないかしら。
「非日常」と称した再開でたまに盛り上がる、
それぐらいのことしか欲していないのでは、
ないかしら、自分。


車中のとも。
小川洋子平松洋子洋子さんの本棚 (集英社文庫)』(集英社


『野蛮な読書』*1も読み返したくなる。