少人数でも大量入荷に負けないスキル図鑑はよ

漫画編集者


妻が出張に行くので早起きしている。
こちらもそのタイミングで目をこじあける。
妻は出かけ、お義母さんがやってきたタイミングで、
下の娘が泣き始める。これが、朝です。


幸い、まだ雨は降っていない。
なんとか機嫌を取り戻した幼児に別れを告げ、
ゴミ袋を持って外へ飛び出す。みつばち古書部に置いてきたのとは、
別の傘を携えて、駅へと急ぐ。よし、早い方の電車に飛び乗った。
送品表をチェック、今日は幼年誌&ティーン誌。明日、りなちゃ。


そびえたつ荷物のことを頭から追い出すように、
肉厚の本を鞄から取りいだす。


車中のとも。
木村俊介『漫画編集者』(フィルムアート社)


まえがきは、ゆうべ読んだ。
なので、今朝は1章猪飼幹太「月刊コミックリュウ」(徳間書店)から。

インタビューと打ち合わせは、どちらも、基本的にはその作家さんのことが好きだという前提がまずありますよね。好きだからこそ、その人のことをもっともっと知りたいという興味があって、どんどん訊いていく。好きだから聞いていて楽しい。その人の頭の中はどうなっているんだろう、心の中はどうなっているんだろう、と要素を腑分けしていくみたいな作業をおこなうというのにも近いんです。(p.22)


木村さんの、前のめりになっていくさまが見えるようだね。
漫画編集者と木村俊介、この組み合わせはそうとうスリリングな。


店に到着して、雑誌の山は覚悟していたものの、
書籍段ボールのさらなる峰々にギョッとする。


先輩から体調不良のため欠勤のメールを受けていて、
『マジかよー』と思いながらレジ表を見てさらに驚愕。
今日、いつもより人、少なく組まれてるじゃないのよ。
そこからさらなる欠員。(やるっきゃない by ねこ村)


遅番の援軍がやってくるまで、いつもよりキリリときついはちまきで、
なんとかかんとか、作業を回していくことができた。
ほんと、優秀なパートさんで日本は生かされている。


購入。
キャロル・ヴォーダマン、山崎正浩『イラストで学ぶスタディスキル図鑑:自ら学習する力をつける』(創元社
大野晋浜西正人類語国語辞典』(角川書店KADOKAWA


パートさんのおかげで乗り切ったところが大きいけれど、
まぁ、自分もキリリときつくはちまき巻いたのですから、
ごほうび、ごほうび、と、やたらと「学習チック」なお買い物。
これでようやく、『アイデア大全』*1に載っていた「シソーラスパラフレーズ」で
遊ぶことができるぞ。やったー!


でも重たすぎるので、今日は『スタディスキル図鑑』だけ持って帰って来た。