人工知能時代のワインレッド
図書館から、予約の本が入ったメール。
退勤後に立ち寄ったら、わずかに間に合わず、閉館。
来週、出直しだ。
車中のとも。
藤野貴教『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』(かんき出版)
ですからあなたは、今すぐこの本を閉じ、スマホを取り出して「りんな」とチャットしてみてほしいと思います。(p.29)
なかなか読み手のそばに寄り添った語り口で、素直にことばに従いたかったのだが、
いかんせん、ポケットの中にはガラケーしかない。AI時代より前に、
スマホ時代にもたどり着いてない。
待ち合わせまでの時間は、スタンダードブックストア@心斎橋。
まだあった。良かった。外の階段で地下に下りていくと、
入り口前の暗がりのテーブルで中川社長が、
誰か男性と談笑していた。
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
三品輝起『すべての雑貨』(夏葉社)
川島小鳥『愛の台南』(講談社)
コクヨ株式会社『たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術』(KADOKAWA)
黒沢哲哉『全国版 あの日のエロ本自販機探訪記』(双葉社)
スージー鈴木『1984年の歌謡曲 (イースト新書)』(イースト・プレス)
若松英輔『見えない涙』(亜紀書房)
アンジェラ・アッカーマン、ベッカ・パグリッシ、小山健、滝本杏奈『場面設定類語辞典』(フィルムアート社)
文月悠光、澤西祐典、小林恭二、中川大地、三遊亭白鳥、藤谷文子、木村衣有子、加藤ジャンプ、小林紀晴、藤谷治『小辞譚: 辞書をめぐる10の掌編小説』(猿江商會)
佛渕健悟、小暮正子『俳句・短歌・川柳と共に味わう 猫の国語辞典』(三省堂)
山高登『東京の編集者―山高登さんに話を聞く』(夏葉社)
『1984年の歌謡曲』立ち読みなのに、「ワインレッドの心」とか、「チェッカーズ」とか、
自分の幼なごころがほんの少し間に合わなかったころの話満載で、
思わず読みふけってしまった。おかげで時間がなくなって、
何も買えずに店を出た。中川社長はまだ、お話していた。