眠気にことばを突き立てて
祝日。
荷物はないが、やり残したことがたくさん、
たくさんあるような気持ちに追われて、早く出勤。
車中のとも。
鷲田清一『「聴く」ことの力: 臨床哲学試論 (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房)
第三章を読み終えた。何日か前の、眠たくて飛んだ箇所も含めて、
難しいけどスリリングな章だった。再読アラームをセットしよう。
(再読アラームって、どうやんの?)
(心の中で唱えるだけさ)
いつもの残業時間が、今日の定時。
さっさと帰れるのは、2時間の朝残業のおかげかしら。
車中のとも。
鷲田清一『「聴く」ことの力: 臨床哲学試論 (ちくま学芸文庫)』(筑摩書房)
第四章、冒頭。宇野千代の、人生相談。良かった。続いて、
菅原和孝と、その息子さんとの、ことばのやりとりのこと。
人称の差異を溶解させて無人称の共同性のなかにじぶんを浸すのではなく、あくまで『だれ』として固有な存在が別の『だれ』にふれてゆくような経験、ここではことばがことばとして遊離することなく身体に深く根ざしたまま、別の身体と交わっている。(p.121)
読んでいて、正直、よく分からないところも多い。
ところどころ突き刺さってくるその痛みを頼りに、
読み進んでいる。痛みが、快感になっている。