本と本屋のある日常、2015

復興の書店 (小学館文庫)


明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。


この日記、ブログ、本を買ったり、読んだり、
本屋さんをうろついたり、そういう記録を残しておきたくて、
だいぶ前の日付のものも、まあ、当日に書いた体で書いたりしてまして、
でも、ほんとはね、欲を言えばその日のうちにね、こんなことがあったよ、
ってぽいぽいぽいぽい、書き飛ばしてね、そうしてすっきり、
さっさと眠ってしまいたい、と、思っておりまして、


と、ここまで書いたところで、娘が風呂から「トウチャーン」呼びまして、
パジャマ着せたり、髪の毛乾かしたり、そうしてまたパソコンの前に座って、
もう、さっきまで書こうとしていたことを忘れてしまっているわけでして。


いったい自分でも、なんでこういうことを書き始めたのか、
とんと分からなくなってしまいました。普通の日記、行きます。


元旦出勤。
妻が起きてお雑煮作ってくれた。ありがたい。
今年も、小走りで駅まで。うっかりパンを買ってしまう。
なんという惰性。新聞買えば良かった。


初売りに並ぶ人たちがちらほら。
そういえば、去年は元旦はお休みだったので、
このお店で元旦出勤は初めてか。思ってた以上にお客さん来てくれて、
今日も、洋子さん*1を連れて帰ることはかないませんでした。


雪が降ってきたらしいしらせを受けて、
早々に退勤。まぁ、今日は、いいよね。
入荷なかったし、なんたって元旦だし。
外に出れば、軽い吹雪。駅まで急ぐ。


読了。
稲泉連復興の書店 (小学館文庫)』(小学館

 本の力と言葉の力を信じたい。信じられる、と思います。世界を動かすような大きな力ではないけれど、気持ちがほかほかあたたかくなるような、おいしいごはんを大切な誰かと一緒に食べたときのような、そんな力を。
 いまこの本を読むみなさんにも、本の力、言葉の力、届いていますように。これからも本と本屋のある日常が続いていきますように。ずっとずっと祈っています。(p.262)


文庫化の際に寄せられた「元」書店員の佐藤純子さんの祈りが、
しみる。著者の稲泉さんは、これからも折に触れて、被災地の書店を訪れたい、
そして「長い年月が過ぎ去ったいつの日か、もう一度、被災地の町で書店を
続けてきた彼らの言葉を聞いてみたい」と記している。期待して待つ。


2015年、最初の読了。2014年から年をまたいでの。
「本と本屋のある日常」を明日に繋げていくために、
今年もあれこれ、がんばります。