いちどにぜんぶ読まずにおれるか

車中のとも。
片岡義男ブックストアで待ちあわせ (新潮文庫)』(新潮社)


「ぼくはなぜブローティガンをいちどにぜんぶ読まないか」に、
入る前に本を閉じる。ステキなタイトルですなぁ。
これ、ブローティガンの代わりにいろいろと入るな。


そして、勤務後、再び開いて、ぐぐっと読む。あ、いけない、
これは途中で止めなくてはいけない、と思いながら、
いちどにぜんぶ読んでしまった。


いやぁ、こいつぁ、すばらしかった。


買うときは、一冊ずつ、というのはわかるけど、
文章さえ、途中で止めるなんて、すごい精神力だ。
いや、でも、僕だってたまには、あるか。あるよ。
読み継ぐには息がつまりすぎて、深呼吸するとき。


あるな。


そして、昔、古書ほうろうで買わなかった『東京モンタナ急行*1が、
いまさらに惜しい。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
サリンジャー村上春樹フラニーとズーイ (新潮文庫)』(新潮社)
角田光代よなかの散歩 (新潮文庫)』(新潮社)
ひとりで歩く京都本―「ひとりで行く」からこそ楽しい京都の街と店300!! (えるまがMOOK)』(京阪神エルマガジン社


『ひとりで歩く京都本』実際には、
ひとりで行くことの方が多いが、なんとなく、
妻子に後ろめたい気がして買いにくいね、これ。
もっぱら、恵文社と、時間があれば善行堂と、
ガケ書房さんにしか行ってない。メリーゴーランドにも行きたい。
行きたいけど行けてないお店が行列をなしているというのに、
新しい情報を入手しても、上からか下からか、出て行くだけだ。