欲しい本とその周辺

Meets Regional (ミーツ リージョナル) 2013年 05月号 [雑誌]


妻が出張に出かけていて、
娘はじっちゃん・ばっちゃん家。
すなわち、ひとりの朝。二日目にして、寝坊。
弁当は用意できず。かろうじてバナナを摂取。


昨日は早く寝たのにな。
プチ寝不足が蓄積していたのだな。


車中のとも。
堀江敏幸雪沼とその周辺 (新潮文庫)』(新潮社)


イラクサの庭」を読み終えた。
「農婦の奇跡」というお話の紹介が実にいい。
話の筋を追うそのことばは、実山さんの語り口なのか、
堀江敏幸」の語り口なのか。いいなぁ、『雪沼とその周辺』。


通勤電車の中で短編集を読むことの気持ちよさをしみじみと感じる。
読みかけの長編小説に戻ってきたときの、「はぁ〜、帰ってきたなぁ」
という長旅から我が家に戻ってきた安心感みたいのもなかなかいいけどね。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
平田俊子スバらしきバス』(幻戯書房
宮田昇図書館に通う―― 当世「公立無料貸本屋」事情』(みすず書房
考える人 2013年 08月号 [雑誌]』(新潮社)
松井栄一『国語辞典はこうして作る 理想の辞書をめざして』(港の人)
須賀章雅貧乏暇あり―札幌古本屋日記』(論創社
谷川俊太郎新装版 谷川俊太郎の問う言葉答える言葉』(イースト・プレス
長田弘本を愛しなさい』(みすず書房
近代ナリコ女子と作文』(本の雑誌社
grafようこそ ようこそ はじまりのデザイン』(学芸出版社
花井裕一郎『はなぼん ~わくわく演出マネジメント』(文屋)
中島岳志「リベラル保守」宣言』(新潮社)
荒俣宏すごい人のすごい話』(イースト・プレス
サミュエル・ベケット、安堂信也、高橋康也ゴドーを待ちながら (白水Uブックス)』(白水社
佐藤学ワタリウム美術館驚くべき学びの世界?レッジョ・エミリアの幼児教育?』(ACCESS
会田誠田中功起新津保建秀クワクボリョウタ、エキソニモ、梅田哲也、梅沢和木真利子哲也野口里佳、山縣良和、森永邦彦、高山明、山川冬樹、中山英之、下道基行、野崎武夫『仕事や人生や未来について考えるときにアーティストが語ること ─あなたはなぜつくるのですか?』(フィルムアート社)
東浩紀津田大介開沼博速水健朗、井出明、新津保建秀チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1』(ゲンロン)
山崎拓巳『1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)』(サンクチュアリ出版)
アサダワタル『住み開き―家から始めるコミュニティ』(筑摩書房
やなせたかし糸井重里宇野亜喜良小島慶子半田健人ユリイカ 2013年8月臨時増刊号 総特集=やなせたかし アンパンマンの心』(青土社


購入。スタンダードブックストア心斎橋店。
Meets Regional (ミーツ リージョナル) 2013年 05月号 [雑誌]』(京阪神エルマガジン社
[月刊クーヨン]編集部『わたしの好きな育児書 (クーヨンの本)』(クレヨンハウス)


Meets Regional (ミーツ リージョナル) 2013年 05月号』
特集は、「街暮らしが変わる、関西の店、モノ、ひと。LIFE IS BEAUTIFUL!」
もう、雑誌担当になっていたはずなのに、なぜ表紙にすら記憶がないのだ。
勤め先で取り寄せてもいいのだが、今日みたいに、その本の存在を教えてくれえた、
その出会いへの感謝としての購入、というのが、僕の買い方。ありがとうございす。


『わたしの好きな育児書 (クーヨンの本)』
何気なく手にとって、『まんが親』*1の表紙を見つけ、
あれ?案外新しい本?と奥付を確認して今年の4月刊行と知る。
既刊本を出会ったその日その新刊書店で買うきっかけのひとつに、
刊行からあまり時間が経っていない、という要素がある。


ふつうであれば、刊行から時間が経ってしまっている方が、
その後再会する可能性は低くなるのだけれど、それならそれで、
古書店で買ってもいいか、という風に気持ちが流れてしまう。
新刊書店で買うなら、それが「新刊」であることが望ましい。


あと、育児書自体を買うよりも、育児書のガイド本みたいな方が、
なんか押し付けがましくなくていいな、なんて。ぼやぼやしてるうちに、
こどもは大きくなってしまうのだけれども、ね。帰りに妻に電話して、
電話越しに娘の声を聞いて、「どこのお子さんですか!?」と思った。


なんというか、行く川の流れは、という気分。(省略しすぎ)


ともかく、今月はもう、欲しい本リストから、
実際に買える本を削りだしていく感じの財政状況だったのに、
予定外の本を2冊も買ってしまった。リストに登録済みで、
買い控えられていた本の立場はどうなるのですか!!


スタンダードブックストア心斎橋店は、好きだな。
あと、恵文社一乗寺店と。この2店だな、関西で、
あたしの本屋魂をびゅるびゅるに震わせるお店は。