耳の奥によみがえる音は

雪沼とその周辺 (新潮文庫)


妻が出張に出かけていて、
娘はじっちゃん・ばっちゃん家。
すなわち、ひとりの朝。必死に弁当を用意。
洗濯は出来ず、植物に水やりもできず。


行きしは爆睡。帰りにようやく、本を開けた。


車中のとも。
堀江敏幸雪沼とその周辺 (新潮文庫)』(新潮社)


なんとなく荷物を軽くしたかったので、
読みかけの単行本の代わりに文庫を持ってきた。
本を重く感じるときと、そうでないときとある。


「スタンス・ドット」を読んでいく。
なんとなく堀江節が聞えてくる気がする。
節を語るほど読み込んでいないけれども。
「なずな」*1あたりの声色がよみがえる。


「スタンス・ドット」、よかった。
ボウリングしたくなった。学生のころは、ちょいちょいやった。
あの町には、カラオケやボウリングくらいしか娯楽がなかった。
本屋さんはもちろん、ありましたけれどもね。


帰宅して、洗濯したり、水をやったり。
それなりに頭が働いていて、気分がいい。
日中は、そうとう眠かったんだけどな。
調子に乗らず、今夜は早く寝よう。