去年の記憶をまさぐれば

読書からはじまる (NHKライブラリー)


2012年の五本の指を検討すべく、
ケータイで去年の1月の日記を拾い読み。
書店復帰したての感激が素直に溢れている。
読んだのに忘れている本も多いなぁ。


読了。
長田弘読書からはじまる (NHKライブラリー)』(日本放送出版協会

 自分ではなかなか気づかない。実際にある言葉を口にして、その言葉で何かを言い表そうとして、どうしてもその言葉おで言い表せない、あるいはその言葉で言い切れない、その言葉の外に余ってしまうものがあると感じる。その感じをくぐるうちに、自分の心のなかにある問題を発見する。
 そのように、言葉で言えない、かたちはとりにくいけれども、はっきりそこにあると感じられる問題というものを、一つずつ自分の心のなかに発見してゆくということが、ひとが成長するということだろうというふうに、わたしは思っています。(p.183-184)


岩波文庫の『イワンのばか』が紹介されていて、
気になった。トルストイの、「鶏の卵ほどの穀物」。


車中のとも。
田中美穂わたしの小さな古本屋?倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間』(洋泉社


読み終えてしまうだろう一冊を思って、
もう一冊も持参。それが、田中美穂の。
2012年の五本の指の候補の一冊を改めて、
読もうという試み。いやぁ、やはり面白い。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
亀山郁夫あまりにロシア的な。 (文春文庫)』(文藝春秋
星野源そして生活はつづく (文春文庫)』(文藝春秋
野村萬斎狂言サイボーグ (文春文庫)』(文藝春秋
大宮守友『奈良県謎解き散歩 (新人物往来社文庫)』(新人物往来社
北村薫読まずにはいられない―北村薫のエッセイ』(新潮社)
Discover Japan (ディスカバー・ジャパン) 2013年 02月号 [雑誌]』(エイ出版社