酒と記憶と子どもの古本

かかわり方のまなび方


今日は、たぶん二日酔いで頭が痛かった。
あれだね、もうそろそろ、自分の程よい酒量の範囲で、
気持ちよく酔っ払うことを覚えたいね。
そんなにも、量は飲めないんだよ。


読了。
西村佳哲かかわり方のまなび方』(筑摩書房

僕らは大半のことを忘れてしまう。でも忘れてしまえるから生きてゆけるし、そもそも思い出せるものだけで生きているわけではないし。五人のコメントを鈴木先生は少し申し訳なさそうに伝えてくれたのだけど、僕はどれも嬉しかった。たとえば「先生のほうが驚いていたのが可笑しかった」という最後のコメントには、本人の中に、その時に過ごした時間の「感じ」がはっきり残っている気配がある。(p.273)


やっぱしちょっと近いうちに、西村佳哲さんのWSか何かに
参加したいなぁ、と思った。あと、橋本久仁彦さんや、
パーソン・センタード・アプローチも気になる。


車中のとも。
北原尚彦『発掘!子どもの古本 (ちくま文庫)』(筑摩書房


なかなかに面白い。古本本として、「古書価が釣り上がった」とか、
「買おうかどうしようか」などというおなじみのフレーズが登場するのが、
「やっぱしみなさん、似たようなことを思っているんだな」と、
オカタケ師匠や善行さんのことを思い出してニヤリとする。


この本が面白いのは、「子どもの古本」を取り上げていることで、
著者の思い出の射程距離がかなり遠くまで届いているのがいい。
あと、意外な再会が期待できそう。著者もタイトルもうろ覚えだった、
狼の探偵のシリーズが、三田村信彦のウルフ探偵シリーズだったことが判明。
懐かしいなぁ。この先も読み進めていくのが楽しみだ。