薬箱、発見さる

娘を連れて、初めての帰省。
子ども部屋に残った本棚を眺めて、
さぞかし呆れていることだろう。
「こちらにも、こんなに持っているのか」と。


ここ数ヶ月で読んだ本からリンクするモノを、
段ボールに詰め込む。父に送ってもらうのだ。
中学・高校と買いためた『剣道日本』も、
処分してもらうよう、より分けて積んだ。


ある意味、本から現実へのヒントを収集するという、
僕の読書スタイルの初めての成功体験は、
剣道日本』から始まったのかもしれない。
けれども、もう、僕には竹刀がない。


文庫の山を漁っていたら、なんと、
人にあげてしまっていた、と思っていた、
こいつが発見された。確かに買い直した記憶もあったのだが、
見つからなかったので諦めていたのだ。


エーリッヒ・ケストナー、小松太郎『人生処方詩集 (ちくま文庫)』(筑摩書房


智林堂書店で、800円出して買わなくてよかった。
あれはいずれ、他の誰かが狂喜して買うことだろう。
初版、帯つきだし。僕のは、2000年の第六刷。
美智子皇后が紹介した詩が収録されている、
ということで話題になっての、増刷分かしらね。*1


教文館のしおりがはさまっている。
銀座で購入したのだろう。


本の詰まった段ボールが、
こちらに届くのはいつの日か。
非常に、楽しみである。


本屋さんで欲しい本を探すのも楽しいけれど、
買いためた本の中から、今、改めて読みたい本を、
(というか、積んだままで未読のものが大半なのよ)
漁る時間もまた、至福であります。


また時間を見つけて、部屋を整理しに帰りたい。
ダ・ヴィンチ』のバックナンバーとか、
総処分したい。あと、『R25』も。

*1:第26回IBBYニューデリー大会(1998年)基調講演 子供の本を通しての平和−−子供時代の読書の思い出−−美智子:http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/ibby/koen-h10sk-newdelhi.html