こもりながら読む

わたしの小さな古本屋?倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間


あまりの寒さに、朝、ごみ捨てに出たきり、
あとは家にこもって子守りをしていた。
赤ちゃんの相手をしながらも、すっと読み終えたのは、
僕が本読みだからでなく、吉本ばなながすごいからだ。


読了。
吉本ばななキッチン (福武文庫)』(福武書店


何度目だろう、読み直したのは。ダイニングに、
妻が配置していたのをぱらぱらしたら、
止まらなくなってしまった。
とても面白かった。


読了。
今江祥智さよなら、ピーター・パン―子どもの国からの挨拶、また (福武文庫)』(福武書店

冒頭と末尾に置いた書きおろしも含めて、本書で初収録というのが百五十枚以上あるが、これが“最後”の子どもの本についての見取図にならないよう、いつか書きおろしで一冊まるまる書けるように、これからも目配りしていきたいものだ。これは自戒であるが、それが守られるようならば、さしずめ本書は『子どもの国からの挨拶』の一九九二年版ということになろうか。(p.436)


これは、そういう本だろうか。
今江祥智子供の本 持札公開〈a〉物語の読者として』(みすず書房
本棚で、出番を待ってるよ。ふむふむ。
そうそう、『さよなら、ピーター・パン』の、
装画、宇野亜喜良、すばらしい。飾っておきたい青。


妻が買ってきてくれた。
田中美穂わたしの小さな古本屋?倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間』(洋泉社


ぱらぱらとしたが、よさそう。
「まだつぶれていません」(p.61)を読んだ。
とてもよい、倉敷に行きたくなった。


遂に、恐れていた2月が来た。
寒さに耐えて、春を待とう。
部屋にこもって本を読もう。