R25も半ば過ぎて

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
京阪神エルマガジン社京都本―通いたい案内したいベスト100 (エルマガmook)』(京阪神エルマガジン
新村美希『百貨店ガール』(メディアファクトリー
中島京子エ/ン/ジ/ン』(角川グループパブリッシング
北川悦吏子だけど、それはまだ物語の途中…。』(幻冬舎
石倉昇『ヒカルの碁勝利学 (集英社文庫)』(集英社
鎌田浩毅『世界がわかる理系の名著 (文春新書)』(文藝春秋
車谷長吉阿呆者』(新書館
三島正『工場猫物語』(河出書房新社



『京都本 [2009]―通いたい案内したいベスト100 』
「京都本」が2年ぶりに改訂とのこと。『Lmagazine』無き今、
京阪神エルマガジン社には、こいつでがんばってもらわな。
ミーツリージョナル!


『世界がわかる理系の名著』鎌田浩毅センセイ、
新刊ラッシュですな。たしか、火山の先生よね?
『阿呆者』ちょうきっつぁん。くるまたにちょうきつ。
『工場猫物語』表紙の猫がいい。


読了。
藤井大輔「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)』(日本経済新聞出版社
行き帰りの電車で一気読み。非常に面白かった。
同じリクルートの話、『リクルートという奇跡』にも似た、*1
力のあるビジネスマンの、新しいプロジェクトを進めていく熱気が、
読んでいてとてもワクワクしました。


思えばR25の創刊当時、ビジネス書を担当していたぼくは、
いかに掲載された本を揃えるかにだいぶん夢中になっていた。
手に入らない週は親や友人に頼み込んで、なんとか入手した。
結局、ぜんぜん読まれないまま、なぜか複数冊ある週もあり、
ボクの部屋のあちこちに今でも山積みになっているのである。


そんな懐かしさ(たかだか3、4年前だ!)も感じさせつつ、
東京の「今」を描写したマーケティングストーリー。


いくつかのキーワードを列挙しよう。
フリーマガジン、フリーペーパー、リクルート、創刊、
M1層、ネット世代、ペーパーポータル、役に立つ、
無料、帰りの電車で読む、八〇〇字、コンビに、
ONとOFFの境目、木曜日、テーマ別ブックレビュー、
兄貴分、読者ターゲット、尾原史和、寄藤文平
流通インフラ、ラック、読者アンケートハガキ、
グループインタビュー、セグメント、ブレーンストーミング
ふつうの目線、めちゃイケ鈴木おさむ合気道
クロスメディア、フォーマット、リアルとの接続、
インサイト、共感、内田樹、僭越。


ちょっと多すぎたね。
いろいろ面白かった。さーっと読んじまったから、
来年、再読しようね。

二五歳からの一〇年間をR25と悩みながら進むことで、
三五歳からの四〇年間が自分らしく楽しく生きられる。
R25を卒業した読者が、そんな人生を送れるようにと願って。
(p.200)


車中のとも。
茂木健一郎脳を活かす生活術』(PHP研究所

迷っている時ほど、同窓会でも音楽会でも行ってしまいましょう。(p.84)