珠玉の60秒

CM作家東條忠義―CMで綴った六十秒のエッセー


仕事の行きがけに、本屋さんに足を運ぶ。
日経ビジネス Associe (アソシエ)』を立ち読み、*1
ってそんな時間はありません。目当ての本を探します。
元ビジネス書担当ですから、抜かりはありませんよ。
二冊だけで平積みだった。売れちゃったのかしら。


購入。
原尻淳一『READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣』(東洋経済新報社
このシリーズの装丁は、とてもいい感じ。
表紙のイラストを見ているだけでワクワクする。


ビジネス系の読書術の本は、ついつい買ってしまうけれど、
どれもなんとなく似たような感じ、せいぜい2種類で、
鼻持ちならないやつか、隔靴掻痒なもどかしいやつ。
こいつはしかし、今までのシリーズにも負けないくらい、
ワクワクする内容になってそうです、まだぱらぱらしただけだけど。


読了。
藤原和博人生の教科書「人間関係」 (ちくま文庫)』(筑摩書房
うーん、後半はわりとよかったかな。
和田中のなにかに参加してみたいって思った。
次の本も探そう。


こいつに出かけた。


第46回 紀伊國屋サザンセミナー
『CM作家 東條忠義―CMで綴った六十秒のエッセー』刊行記念トーク・イベント
東條CMが、いま語りかけていること


いやー、期待以上の面白さでございました。
東條忠義てぜんぜん知らなかったけど、
初めて見たそのCMは、すごい面白い作品ばかりだった。
僕はもともとわりとCM好きだけど、なんか違うのね。
で、何かと思ったら、60秒もあるのだね。時代!


進行の藤森益弘さんもいい感じのおじさんでした。
小林亜星は、ぎょっとするくらい歳とってたけど、
話は面白くてけらけら笑って聞いていた。
サントリーの有名なCM曲、亜星さんのなんだねー。
わくわく動物ランドを思い出したり。


そして、中島信也氏がめちゃめちゃ面白かった。
話も面白いのだが、現役のCM業界のプロとして、
いろいろ作品の「絵」についてコメントしているのが、
すごい刺激的だった。CMについて真剣に取り組んでる姿勢が、
とてもかっちょ良かった。すごく若く見えたけど、
もう50近いのな。


サイン会があります、って言ってたけど、
誰のサインをもらえるのかよくわからず、
本だけ買って、帰りました。飾ってあった絵コンテとか、
カラーでこれまた素敵な「作品」でした。


いやー、すごい人だったんだねい。
今日は、素敵な時間を過ごせました。
よかった、よかった。


購入。
CM作家東條忠義―CMで綴った六十秒のエッセー』(宣伝会議


気になる新刊。
江國香織左岸』(集英社
辻仁成右岸』(集英社