ケータイ発約束不全症候群
秋には、晴天への喜びが増すような気がする。
陽射しはやさしく、センチメンタルの余地もある。
キンモクセイの木や花を、識別できるようになった。
今までは、どこから匂いがするのかわからないまま、
近所から聞こえてくるピアノの練習曲のように楽しんでいたけれど。
車中のとも。
藤原和博『人生の教科書「人間関係」 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
塩田雅紀の絵が、いい。
藤原さんの言葉が、『リクルートという奇跡 (文春文庫)』よりは、
琴線に響いてこないのは、どうしてなのか。
それでも、ケータイの使いすぎに対する警告にはドキリ。
何かを決断する覚悟とか、潔さというような「仕切り」の感覚は、限りなくなくなっていくはずです。(p.130)
人と約束するのが苦手であるというぼくの困難も、
そのあたりに原因があるのかもしれませんなぁ。