君に幸あれ、我に歯ぐるま

関西赤貧古本道 (新潮新書)


車中のとも。
山本善行関西赤貧古本道 (新潮新書)』(新潮社)


p.185、私のこれくしょん、ベスト5と言いながら、
いきなり絶版(品切れ)文庫で五冊に絞りきれないぜんこー。
あんた、素敵だよ!そもそも五冊しか紹介しないのかと思いきや、
それぞれのジャンルで五冊ずつだからなー。好きなのね。

気がつけば、荻窪ささま書店の店頭、百円均一の棚にへばりついていた。ああ、関西の古本買いの代表がささま書店の百円均一から離れられなくなってしまった。(p.158)


ぜんこー、おもろいなあ。
この人の古本人生は、すばらしいね。
聞いているだけで、幸せになるね。
全国のふるほん人に、幸多かれ!
(特にぜんこーに)


帰宅して、酔った頭で本棚を見れば、
懐かしきかな芥川龍之介の文庫本。
ぱらぱらしてみる。大好きな「歯車」をば。
「一 レエン・コオト」を読み終える。


すげぇね、こりゃ。やっぱし、好きだなぁ。
僕も中学のころ、おんなじような歯車に、
何度も苦しめられたのだった。懐かしや。
僕の場合は、確か左目だった。


芥川龍之介河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)』(新潮社)