いずれご縁があれば。

私の身体は頭がいい (文春文庫)


今日はブックオフを五軒回ったのに、なんにも買えなかった。
で、しかたなく(?)新刊書店にてこいつを。


購入。桔梗屋書店。
内田樹私の身体は頭がいい (文春文庫)』(文藝春秋
帰りの電車で読む読む。面白い!
冒頭は武道のはなしで甲野善紀がなんども登場。


ご縁のはなしなどを読んでいたら、唐突に、
もう一軒ブックオフに行きたくなって喜多見で下車。
不発。


ところが喜多見にはもう一軒、林書店という古本屋さんがあるんです。


購入。
村上春樹風の歌を聴け (講談社文庫)』(講談社
これも、内田樹の本読んでて、読みたくなった一冊。
ご縁だ、ご縁だ。ダブりだけど、今、実家にあるので。


読了。
鷲田清一「待つ」ということ (角川選書)』(角川学芸出版
終わりのほうになって、「ゴドーを待ちながら」が出てきた。
出たな、という感じ。でも、ここまで「ゴドー」を出さないで、
「待つ」を考えてきたんだからすごいなあ。なんて。

おのれの期待を棄てて、<わたし>を消去して、むしろ「与えられた」と感受するその無名の役割を一つ一つ丁寧にやりとげることのなかから、おのずと生まれてくるような信頼感である。ここにはたぶん、待つ者が「待つ者」として、「時」に、あるいは「場」に待たれているという反転が生まれているにちがいない。ひとはここではもはや待つ者ではなく、そういう時と場を醸成するその触媒のひとつでしかない。(p.191)