早稲田に、あいさつ
高田馬場に到着するも、あまりの暑さでバスに吸い込まれる。
西早稲田で降りる。ウィークエンド・ワセダvol.1。まずは立石書店。
購入。
大西みつぐ、津田基『大西みつぐ Wonder land1990-1999 モールユニットNo10』(Moleモール)
枡野浩一『石川くん (集英社文庫)』(集英社文庫)
グレイス・ペイリー、村上春樹『人生のちょっとした煩い』(文藝春秋)
『MOLE UNIT』、『石川くん』は古本けものみち(南陀楼綾繁*1)から、
『人生のちょっとした煩い』は、谷書房からだったっけかな。
『MOLE UNIT』は、800円、ちょっと迷ったのだが、
おそらく浦安の豊受神社のみこしとおぼしき写真が気になり、
購入することに。境川沿い、みこしがいるときといないときの二枚。
本を選んでしゃがんでいるときに四谷書房さん*2に
「暑いね」と、声をかけられる。うれしい気持ち。
古書現世まで歩く途中の古書店にも、もちろん入る。
入らねば、向井さんの目論見から外れてしまう。
購入。さとし書房。
片山洋次郎『整体。共鳴から始まる―気ウォッチング (ちくま文庫)』(ちくま文庫)
そして、古書現世。*3
もう16時を回っていたのに、けっこう人がたくさん。
購入は、以下の二冊。どちらも三楽書房の棚から。
町田康『東京飄然』(中央公論新社)
石川直樹『いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)』(理論社)
向井さんとは、とくにお話もせず、というか、
ちゃんと挨拶できず。すいません、とりでした。
帰り際、NEGIさんらしきひと*4を見かけるも、
声をかけられず。あらためて四谷書房さんの「一声」に、
嘆息。挨拶できる大人になりたい。
車中のとも。
別役実『別役実の演劇教室 舞台を遊ぶ』(白水社)
近代劇は、リンゴという実体と、「リンゴ」という言葉は不可分に結びついており、舞台上で男1がリンゴを指して、「これは、リンゴです」と言ったら、観客は迷うことなくそのリンゴの実体を体得するであろうという、ゆるぎない自信の上に成立していたのである。/その間に、どのような状況の変化が介在していたのかはともかく、今日我々は同様のことをした後、「もしかしたら観客は、『リンゴ』という言葉のみを受信し、その実体を体得することなく、素通りしてしまったかもしれないぞ」という、不安に襲われる。そして現代劇は、ここからはじめられるのである」(p.69-70)
*1: ナンダロウアヤシゲな日々:id:kawasusu/
*2:四谷書房日録:id:yotsuya-shobo