金曜の古書店めぐり1

髪をかきあげる


バイト休みで、一日中、神田神保町
寝坊して予定より一時間半も遅くなった。
笑って迎えてくれたつれに感謝、陳謝。


先に、今日まわった本屋さんの名前を列挙してしまう。
日本特価書籍、矢口書店、みわ書房、書肆アクセス、中山書店、
東京堂書店東京堂書店ふくろう店、キントト文庫、呂古書房、
東京ランダムウォーク、GOLDONI、書肆ひぐらし、とかち書房、
長島書店、喇嘛舎、ボヘミアンズギルド、かげろう文庫。


まずは日本特価書籍で、景気づけの一冊。
長山靖生いっしょに暮らす。 (ちくま新書)』(ちくま新書


つづいて、たまにしか入らない矢口書店に。
予感めいたものがあったのだ。
鈴江俊郎『髪をかきあげる』(白水社
2500円。高い。かなり長いこと探していたのに、
一度も見たことはなく、諦めていた本。さすが。
図書館で借りて読んだことはあったので、ちょっと保留。
岸田戯曲賞の選評冊子も、あるはずなのにないし。


書肆アクセスでは、『高知遺産』という本のポスターが気になる。
本はない。ブックギャラリーポポタムでやるという展覧会のハガキをもらう。
写真がきれい。


中山書店で『現代風俗データベース』(河出書房新社*1という本に出会う。
こちらは2800円。『髪をかきあげる』よりも高いではないか。
しかし1986年〜1987年というたった2年間のことなのに、
ものすごく分厚い事典になっている。芸能ネタ、CM、スポーツなど、
懐かしいようなよく覚えていないようなことがつまっている。
表紙はドラクエの勇者のフィギュア。買おう。
隣りに『現代風俗史年表』というのもあったが、
こちらは買いませんでした。かばんが一気に重くなる。


キントト文庫に行こうと階段を探したら、なんと!
店舗が2階から1階に降りてきているではないか!
拡張?広くなった店内、けれど通路はやはり狭い。
女店主はずーっと電話をしている、すごく聞えてしまう。
つぎつぎと客が入ってきては出て行く。
その人たちがみんな店の本を持っていってしまうような気がして、
ひどく落ち着かない。それにしてもよくしゃべる。
電話をするのにも、才能がいるのだな、と思いながら、陽水本を発見。
富沢一誠 『俺の井上陽水』(KKロングセラーズ
店主の電話にわりこむのは気が引けたので電話が終わるのを待つ。
購入。


呂古書房をのぞいたあと、さぼうるで休憩。
さぼうる寒すぎ。回転を早くしたいのかしら。
長くなってきたので、今日はここまで。つづく。