一抹のさみしさ

京都のこころA to Z―舞妓さんから喫茶店まで


まとめて本を買ったときに、
それがすべて前から欲しかった本だったときに、
一抹のさみしさを感じることがある。
「ぬおー、こんな本があったのか!」
という発見の喜びが欠けているのである。
せっかく欲しかった本を、しかも何冊も買っておきながら、
もったいないはなしだ。ぜいたくな話だ。
だからできれば、欲しいな、という本はためこまずに、
初めて出会ったその日に買うことをおすすめする、自分に。


木村衣有子京都のこころA to Z―舞妓さんから喫茶店まで』(ポプラ社
しかし、ぜいたくな話だな。これ買って、なおさみしいだなんて。
京都、行きたい。恵文社、行きたい。