棋士への関心を燃やす年末

等身の棋士


6時4分の電車に乗るつもりが、
家を出て最初の信号が赤く灯っているのを見て、
断念。あの信号は6時を過ぎると点滅を止めるのだ。
すなわち、もう発車まで4分も残っていないということ。
そんなテレポート技能は習得していない。おとなしく、
セブンでサンドイッチと飲み物を買った。


車中のとも。
北野新太『等身の棋士』(ミシマ社)


「序」読んだ。いい。情景描写の文章もよいし、
竜王獲得通算六期の羽生」の様子を読めるのも、しびれる。
北野さんほどではないにせよ何かしら棋士が気になる自分には、
この「台風の夜の話」から、確かに伝わってきたものがあった。


ラッピング、うまくいかない。
あぁ、未熟。お迎えがあるので、
早々に退勤。


車中のとも。
北野新太『等身の棋士』(ミシマ社)


藤井四段のインタビュー「十四歳の地図」読み覚えあるなぁ、
という思いは、「グミとかけっこう食べます」(p.31)で確信に変わる。
このインタビューを読むために『将棋世界』買ったんじゃなかったのか。
初出は『将棋世界』2017年7月号。((『将棋世界 2017年7月号』(マイナビ出版))


今さらながら、非公式戦七番勝負で6勝したこと、
その相手を知り、鳥肌がたつ。最終局で羽生さんに勝ったのはおぼろげに知っていた。
だけど、それまでの5勝もすごい。増田康宏四段、斎藤慎太郎六段、中村太地六段、
深浦康市九段、佐藤康光九段。そのあと、羽生善治三冠に勝って6勝。


今年はたくさんの面白い本を読んだ感覚があるのだけれど、
あと10日足らずの年末になってまた、面白い一冊に出会えた。
嬉しい、嬉しい。